天然石を使用したワイヤーラッピングジュエリー

manaka of life (マナカ オブ ライフ)

創の実 吉祥寺

KICHIJOJI

OWNER

いとう ゆみこ

ITO YUMIKO

天然石ならではの存在感と唯一無二の輝きを、あなたの"真ん中"に。

天然石の形状を極力活かしたジュエリー制作を行っている『manaka of life』。この店名には、忙しい日常の中で心が揺れ動いたとしても、「自分の中心」である真ん中(manaka)に立ち還ることができるジュエリーという意味が込められています。天然石だからこその存在感と、他にない唯一無二の輝き。その良さを壊さないよう、穴を開けずにワイヤーで固定するという技法。一つひとつのジュエリーに物語があり、手にした人と共に新たなストーリーを紡いでいきます。大地から生まれたその輝きを。あなたも身につけてみませんか?

PICK UP

多彩なラインナップで、さまざまなニーズに対応

天然石をワイヤーで固定したメインブランド「manaka of life」に加え、研磨を加えない原石そのままの力強さを活かした「Grace flow」、さらに三連のジュエリーが揺れる「3 essence series」や「Andara Crystal」など、幅広いシリーズを揃えています。ワイヤーの素材も複数ご用意して、お客様のニーズに応えています。価格も8,000円程度の低価格から50,000円の商品まで用意があり、中心価格帯は15,000円前後です。

OWNER INTERVIEW

伊藤 優美子

ITO YUMIKO

現物を手に取っていただける、お客様の声を直接聞けるなど、実店舗にはさまざまなメリットが

天然石の自然な形状を活かす、独自の技法

 「『天然石』の声を紡ぎ、あなたの『真ん中』を輝かせる、唯一無二のアートジュエリー」がコンセプトの、『manaka of life』。天然石の自然な形状を活かすため、ワイヤーで固定するワイヤーラッピングという技法で、さまざまなジュエリーを制作・販売しています。使用するのは、アンダラクリスタルと呼ばれるガラス質の鉱物や、アンモナイトの化石が結晶化したアンモライト。さらに誕生石などの宝石も扱っています。そしてアンダラクリスタルなどは原石の持つ強さを活かすため、穴を開けるといった加工をせずに使用しています。実は石に穴を開けてチェーンを通すほうが簡単なのですが、素材そのままの良さを伝えたいという想いから、この技法を選びました。ワイヤーは14Kゴールドフィルドという、従来のメッキよりも塗装に厚みのある素材を主に使用しています。この他にもアルゲンティウムシルバーを使ったジュエリーもあり、どちらも長く使用していてもくすみにくい点が特徴です。

 学生時代からキラキラしたものが好きで、芸術系の高校や大学で幅広く制作活動を行ってきました。卒業後は一般企業や歯科医院に勤めたものの、ジュエリー制作やものづくりへの憧れは、心のどこかにあったのだと思います。ちょうどその頃、学生時代の友人がSNSに自作のジュエリーをアップしたことで私の心にも火がつき、自分の作品をアップするように。誰かに見てもらいたいという気持ちで始めたのですが、「販売していないのですか?」といったメッセージをいただくようになり、オンラインショップでの販売に踏み切りました。イベントやポップアップショップで販売した際、オンラインショップでの購入履歴のあるお客様から「現物を見られるのは嬉しい」というお声をいただいたことで、東京都チャレンジショップ「創の実」(以下「創の実」という。)に挑戦しようと思うようになりました。

開店前からのSNS発信で、好調なスタートに

 「創の実」では、これまで多くの起業を目指す方が様々な商品を販売してきました。そうした中で、私が手がけるジュエリーは、最も小さなサイズの商品に入ると思います。店舗をオープンするにあたり、まず最初に悩んだのが「店舗スペースをどう埋めるか」でした。これまでの販売経験はイベントなどが中心だったため、テーブル一つ程度のスペースがあれば事足りてきました。そこで「創の実」では、空いたスペースが寂しい印象にならないよう壁に布を掛けて、なるべく華やかに見えるよう装飾を施すことに。またSNSなどでも「#ディスプレイ」といった検索ワードで実例を探し、参考にしました。公社が派遣してくださるコンサルタントの方からも、店内装飾についてたくさんアドバイスをいただきました。私自身が「これが合っている」と思っても、あまりお店のプラスにならないこともあります。自分一人でお店を始めていたら「これで合っているのかな?」と、常に不安を抱えながらの準備だったと思いますが、実践的なアドバイスをいただけたことで、不安も随分解消されたと思います。

 また、開店前の情報発信も積極的に行いました。以前からオンラインショップで販売をしていたので、サイトのどのページを開いても「吉祥寺に実店舗がオープンします」という情報が見られるようにし、SNSにも新店舗の情報を頻繁にアップしました。とはいうものの、実際に売れるのだろうか、という心配は最後までありました。これまでのイベントなどでの集客率や購入金額をベースに、この店舗スペースでの購買率を計算してみると、黒字化するのはなかなか難しいと当初は思っていました。いざお店を始めてみると、想定よりも多くのお客様に足を運んでいただき、商品を購入いただいています。やはり事前の告知は大事だったなぁと、実感しているところです。

新たな創作のヒントは、お客様の声の中にある

 「創の実」にはスタッフとして家族にも店頭に立ってもらっています。家族の協力なしでは店舗運営は成り立たないと感じています。現在は毎日忙しく、ジュエリー制作の時間がなかなか作れないのが悩みの種です。ワイヤーラッピングは彫金や熱加工といった処理が必要ないため、私が店番をする日に店内で制作しています。天然石やジュエリーは都内だと御徒町周辺にお店が多いのですが、吉祥寺にも数店あり、一番近い店は徒歩2分程度の場所にあります。先日ご挨拶に伺ったところ、そのお店では関西の業者に加工を依頼していたそうで、急ぎの場合はお客様が直接こちらに持って来て下さることに。そうしたさまざまな「つながり」が増えていくのも、実店舗を出店したことの良さだと実感しています。

 何より、お客様と直接お話しできることが嬉しいです。さまざまなご要望を伺うことができ、それを新たなジュエリー制作に活かすことができます。またオンラインショップでは全国から注文をいただきますが、横浜からわざわざお店に足を運んで下さったお客様もいらして、とても嬉しくなります。

 「創の実」は期間限定ですが、ここに出店している間に接客のノウハウを身につけたいと思っています。私自身がお店で接客されるのがあまり得意ではないので、最適な接客方法を見つけたいですね。それ以外にも店舗運営に関するさまざまな知識を学んだ上で、自分のお店を持ちたいと思っています。

PROFILE

子どもの頃からガラスビーズのようなキラキラしたものが好きだったこともあり、高校・大学と芸術系の学科に所属して、工芸からデザインまでを幅広く学ぶ。大学卒業後は一般企業に就職し、販売職を経験。その後、歯科医院に転職し、専門学校に通い歯科衛生士の国家資格も取得。友人たちがアクセサリー作りで自分のブランドを作ったといった話を聞き、ものづくりへの熱が高まる。当時参加したワークショップでワイヤーラッピングという技法に出会い、自分の作品をSNSで発信したところ、「販売して欲しい」という声が多かったことから、オンラインでの販売をスタート。ポップアップショップなどでの販売を経て、2025年12月、『manaka of life』をオープン。