雑貨

空想街雑貨店

創の実 吉祥寺

KICHIJOJI

OWNER

西村 典子

NISHIMURA NORIKO

水彩画で描いたレトロな空想の街を雑貨にしました。

リンゴやオレンジ、本、コーヒー、理科室、銀河や風、月、花……
そんな身近なモチーフから生まれる、どこか懐かしい不思議な空想の街をテーマにして
画家とデザイナーの姉妹ふたりでスマホケースや手帳などの雑貨を制作しています。
ぜひ手にとって、あなたのお気に入りの街を見つけてください。

PICK UP

「月の文明」のコイン&パスケース

月をテーマに描いた空想の街「月の文明」の絵柄のミニ財布。空飛ぶ白クジラがチャームポイント、月の力を借りて発展した文明です。中は仕切りがあり、小銭とお札を分けて入れられ、裏面にはICカードなどを入れるポケット付き!合皮なので雨に強く、軽いのでこれひとつで身軽にお出かけ可能。物語をポケットに、いつでも空想の世界へお出かけはいかがでしょうか。

OWNER INTERVIEW

西村 典子

NISHIMURA NORIKO

まるで絵本の中に入り込んだような空間で大人もワクワクできる雑貨を届けたい

店のコンセプトは「空想の街の雑貨屋さん」

 身近な生活の中でふと手に取ったり、持ち歩いて楽しめる雑貨を制作、販売しています。人気のスマホケースやコインケースをはじめ、家に飾るカレンダーやポスター、お土産用のポストカード、立体アートの手作りキットやジグソーパズルなどを揃えています。

 お店は私と妹の二人で運営していて、商品の制作に関しては、私が絵柄を描き、妹がデザインを担当しています。絵柄は、空想の街をテーマに水彩画で描いたオリジナル。私は小さな頃から建物や街を描くのが好きで、緑などの自然と都会のごちゃごちゃした人工物の融合に惹かれるんです。そこから生まれてくるのが、たくさんの空想の街。どこかレトロで、大人もワクワクするファンタジーの世界で、それぞれ「忘れられた本たちの王国」、「オレンジの宮殿」、「星降る夜の街」など夢のあるタイトルを付けています。

 絵のモチーフは生活している中でポンポンと浮かんできます。美味しそうなイチゴを見ればイチゴの街が描きたくなったり…。2~3週間かけて1枚の絵を仕上げるのですが、そのあいだにも次から次へと描きたいモチーフが浮かんできて手が追いつかない。それでもコンピュータではなく手描きにこだわっているのは、手描きでしか出せない魅力というものが絶対にあると思っているから。だから時間をかけて、一つひとつ思いを込めて大切に描いています。

「創の実」は応募の段階から起業に役立つ学びの場

 昔からものづくりが大好きで、絶対に「絵」で食べていくと決めていたんです。そのための方法を模索しつつ、10のうち1つでもうまくいけばいいという気持ちでいろいろなことに挑戦。その中でネットショップを始めたことが「創の実」のチャレンジにつながる原動力になりました。ネットショップでオリジナル商品を販売したところ評判がよく、ファンがついてくれたんです。おかげで自信を持って「創の実」に出店することができました。

 今回の「創の実」の募集を知ったのは、締め切りの一週間前。そこからは妹と分担して書類を作ったり、一緒に面接の練習に励んだり、大忙しでした。
 応募の段階で得られることも多かったですね。収支計画書などの書類の書き方をはじめ、経費や収入の見通し、商店街との関わりなど、実際にお店を出すときに必要なこと、検討すべき事柄を学ぶことができました。のちに必ず役に立つことなので、「創の実」にチャレンジして損はないと思いました。

 いよいよオープンの準備という段階になると、さらにわからないことばかり。消費税の表示の仕方など、基本的なルールを一つひとつ教えてもらいながら開店にこぎつけました。必要な講義を受ける場が設けられていたり、特に、わからないことがあればいつでも相談に乗ってもらえる体制がとても心強かったですね。

「見えるアトリエ」でお客様にワクワクしてほしい

 以前イベントに出店したときには、バタバタと忙しく、お客様の声もなかなか聞くことができませんでした。でもこの実店舗では、時間を気にせずにお客様に商品を見ていただけるし、こちらの思いも説明できます。「長財布がほしい」など、お客様の声を直接聞いて制作に活かすことができるのも実店舗の魅力ですね。

 今後やりたいのは、「見えるアトリエ」の実現。お店の中で実際に私が絵を描いている制作現場、つまり空想の街が生まれるところをみなさんに見てもらい、ワクワクしてもらいたいんです。このお店を徐々にそういう形に発展させていけたらいいなと思います。

 「創の実」での出店を卒業したら、次のステップとしてアトリエ兼ショップを開店させるのが目標。隠れ家的な場所に店舗を構えて、そこをめざして来てくれるお客様に、ゆっくりと見てもらえるようなお店づくりをしたいと夢は広がっています。

PROFILE

東京学芸大学教育学部美術科を卒業。
2016年にデザイナーである妹の祐紀と姉妹で雑貨ブランドを立ち上げる。
ハンドメイドサイトのネットショップをスタートさせ、国内各地のほか台湾でもイベントに出店し、オリジナル作品を販売してきた。
今回の「創の実」出店を機に、実店舗での活動を本格的に始動。
「見えるアトリエ」をコンセプトにした店の実現に向けて模索の日々だ。