古着や着物を使った唯一無二のリメイクブランドのお店

Mother’s made(マザーズメイド)

創の実 吉祥寺

KICHIJOJI

OWNER

菊地 千春

KIKUCHI CHIHARU

古着や着物をカジュアルで華やかな洋服に蘇らせる
リメイクファッションブランドのお店です。

処分されてしまう古着やデッドストックも、デザインとリメイクの力で素敵な洋服に生まれ変わります。
『Mother’s made』はそんなリメイクファッションブランドのお店です。
「少し個性的すぎるかも」と思う方にも色々な着こなしをご提案しています。
例えばシンプルなデニムパンツとリメイクトップスを組み合わせていただいたり、
バッグや帽子など1点リメイクアイテムをポイントづかいで加えてみたり。
ぜひ気軽にコーディネートを楽しんでみてください!

PICK UP

季節ごとに異なる、遊びごころたっぷりのリメイクTシャツ

「創の実」でのオープンを記念して、吉祥寺をテーマにオリジナル T シャツを作りました。Tシャツの白鳥プリントは、井の頭公園のスワンボートをイメージしてデザインし、シルクスクリーンという手法を使って手刷りしたものなんですよ!
それを季節に合わせてさまざまにリメイクし、販売しています。
まずは寒くなってからも着られるように T シャツにネルシャツを組み合わせて長袖にしました。また暑い季節が巡ってきたらワンピースにリメイクしてみよう、なんて考えています。季節ごとにいろいろなバージョンをご紹介する予定なので、お楽しみに!

OWNER INTERVIEW

菊地 千春

KIKUCHI CHIHARU

処分されてしまう洋服や着物をおしゃれに再生
持続可能なファッションを提案していきたい

着物生地、刺繍、レース、ワッペン…多彩なリメイク商品を揃えています

 不要になった洋服に光を当て、新たにデザインしリメイクすることで再び可愛く着られるファッションを提案するブランドです。古着や傷ありの生地、輸入生地、着物などさまざまな素材をミックスし、さらに刺繍やレース、ワッペン、チュール、プリーツ、フリンジなどかわいくて特徴的なモチーフを組み合わせて、多彩なバリエーションのデザインを用意しています。特に着物はほどきの作業からおこない、洋服の一部にポイント的に使うことで、洋服に自然に和のテイストを取り入れられるところが気に入っています。1点モノばかりではなく、量産を考えたデザインも制作しています。

 吉祥寺の土地柄か、ハンドメイド作品がお好きな方やご自分でものを作っているというお客様も多いですね。
既製品とはまったく違う作り方をしているので、お裁縫好きなご年配の方たちも興味を持って足を止めてくださいます。

 洋服のほかに雑貨類も販売。吉祥寺のクリエイターや友人のデザイナーが作ったアクセサリーやバッグ、スニーカーなども委託販売の形で置いています。
せっかくの実店舗なのでコラボ展開を試したり、私が素敵だなと思った商品を紹介する場にもしていきたい。そうすることで『Mother’s made』のブランドが広がっていくことに繋がると思っています。

大量に作られ大量に処分される洋服への疑問からリメイクブランド立ち上げを決意

 原宿でカジュアルブランド『Candy Stripper』を立ち上げたのち中国に渡り、フリーのデザイナーとして活動しました。出産を機に帰国してからもアパレルに関わりたいと思っていました。
同時に、洋服が作られては大量に処分される現実を前に、これまでどおり新しい洋服を作り続けることに疑問を感じ始めたのです。捨てられてしまうものを生まれ変わらせる方が、これからの時代に合っているのではないかと考えました。ちょうど夫の仕事の関係で、大量のデッドストックが手元にあったこともリメイクを始めるきっかけに。そこでお直し屋さんで2年ほど修行。あらためて裁縫のスキルを習得し、リメイクファッションブラン『Mother’s made』を始めました。

 一昨年から活動を本格化させ、ハンドメイド系のイベントやポップアップストアなどで販売してきました。いつかは実店舗をと考えていたものの、ブランドとしてまだそこまでの規模感ではないなと思っていました。そんなとき、インスタのママ友が教えてくれたのが「創の実」だったんです。出店をするための勉強の場所として他にはない魅力を感じ、さっそく応募しました。

ものづくりとお店の運営を両立するために、現在スタッフを3名雇用しています。これまで経営について勉強したことはなく、人を雇うとなると税金のことなど不安だらけです。でも「創の実」ならば、そうしたことも含めて学ぶことができます。また、どう集客するか、「創の実」内のジャンルの異なる 3 店舗をどう見せていくかといった課題に、3人の出店者が日々コミュニケーションを取り、「こうしてみましょうか?」と試行錯誤しながら取り組んでいます。それが将来に向けて引き出しを増やすことに繋がると感じています。

「創の実」の活動を通して将来像や課題が見えてきた

 入り口のワゴンにスウェットパンツをリメイクしたバッグをディスプレイしていたところ、犬の散歩中だった方が「ワンちゃん用のバッグにちょうどいいわ」と気に入ってくださいました。そんな風にお客様からアドバイスをいただくような関係が出来つつあります。こうしたお客様との素敵な繋がりが生まれるのは実店舗を持ち対面で接客ができるからこそです。

 今後はオーダーリメイクも承りたいですね。リメイクの商品を販売する傍らで洋服のお直しやオーダーリメイクも受け付ける、そんなお店を作りたいと思います。中国や香港、台湾などからのお客様も多く訪れるので、インバウンド向けの接客研修も実施すべきかなと考えているところです。「創の実」で1年間頑張ったのちは、自分の身の丈に合った形の出店を考えていきたい。将来の展望や課題も見えてきて、着実にステップアップできているかなと思います。

 「創の実」の魅力はチャレンジのしやすさだと思います。心強いサポートもいろいろあります。ただ、お店を運営することはとても大変なこと。私自身がやりきる覚悟が必要ですし、サポート頼みではいけないなと感じています。たとえば集客についても、他のイベント出展で名前を知っていただいたり、インスタで発信したりすることが「創の実」への来店につながると取り組んでいるところです。
お店は1つのプラットフォームとして、プラスアルファでさまざまな努力することが持続させていく鍵だと実感しています。

PROFILE

1994 年、バンタンデザイン研究所在学中に友人とともにカジュアルブランド『Candy Stripper』を立ち上げ、デザイナーとして活躍。
2008 年には中国に拠点を移し、上海や北京でフリーのデザイナーとして活動。
2017 年に帰国すると、新しい洋服を作り続けることに疑問を感じるようになり、持続可能な洋服づくりをめざしリメイクブランド『Mother’s made』を立ち上げた。