アートとカルチャーと吉祥寺が感じられるファッションブランドのお店
UNRESS Art & Culture
創の実 吉祥寺
KICHIJOJI
OWNER
矢嶋 勇亮
YAJIMA YUSUKE
アートや吉祥寺の今をモチーフにした、ファッションブランドのお店です。
アートをモチーフにしたオリジナルTシャツのほか、
吉祥寺の「今」をデザインしたバンダナやトートバッグなど
歴史やカルチャーを身近に取り込み、日々の生活が豊かになるようなデザインを提案しています。
店内ではアート展示なども行い、足を運んでくださったお客様がお買い物以外でも楽しめるようなリラックスできる場所づくりを心がけています。ぜひお気軽にお立ち寄りください。
PICK UP

地図としても使える?! 吉祥寺の街をデザインしたトートバッグ
図柄は実際の吉祥寺の街並みを、建物をデフォルメして描いています。全て実在する店舗で、一店舗ずつ許可を頂いてからデザインしました。吉祥寺を舞台にした宝探しのような楽しみ方もできる、遊び心が詰まった商品です。縮尺や位置はわりと正確なので、街で迷ったときは地図としても使っていただけます(笑)。バッグの形にもこだわりました。いろいろな方に意見をいただき、自分でも試しながら形状を決めたので、使いやすさは抜群です。
OWNER INTERVIEW

矢嶋 勇亮
YAJIMA YUSUKE
カルチャーや歴史を感じるデザインで
吉祥寺発のファッションを提案していきたい
様々なカルチャーや歴史がファッションと融合するお店
吉祥寺の歴史や文化を感じられる場所と、ファッションデザインを提案する場所。その2つを1つに融合させたお店です。私は生まれも育ちも吉祥寺で、地元への愛着は人一倍。この感覚を長年携わってきたファッションの世界で活かしていきたいと思っています。

店内の商品はすべてオリジナルで、洋服をメインに、雑貨類やアクセサリーも販売しています。ユニセックスのTシャツやスウェットなど吉祥寺の街に溶け込めるようなカジュアルな商品を提供しています。
カルチャーや歴史が感じられる題材に、自分なりのアレンジを加えた商品をデザインしています。例えば、このスウェットは世界的に有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』をポップにデザインし刺繍をしたものです。
また、吉祥寺をモチーフにしたアイテムも特徴の1つで、街の地図を柄にしたバンダナやトートバッグを展開しています。そういうアートや街といったコミュニケーションができる要素を残しつつ、少しだけデザインを加えていく。そこを大事にしながら作っています。
店舗開業で地域へ貢献、「吉祥寺はかっこいい」をデザインで発信したい
2012年にブランドを立ち上げ、これまでは期間限定のポップアップストアやオンライン販売、お店に卸すなどして営業してきました。実店舗は「創の実」が初めてです。

挑戦のきっかけは、コロナ禍のステイホーム。当時は、気軽に外出や買い物ができる雰囲気ではありませんでした。でも私自身、いろいろなお店に刺激を受けてファッションの世界に入ったので、なんらかの形でお店とつながっていたかった。そのとき製作したのが、街の地図をデザインしたバンダナです。吉祥寺を題材にした商品は初めてでしたが、いろいろな方が気に入ってくださり、駅ビルのキラリナさん、吉祥寺PARCOさんでイベントを開催し、武蔵野市のふるさと納税の商品にも選んでいただきました。それを機に、地元・吉祥寺を「かっこいいもの」として提案したいと考えるようになりました。自分が運営する店舗を通じて「かっこいい吉祥寺」を発信することが、地域への地域貢献になると思いました。
「創の実」のことは吉祥寺の情報サイトで知り、自分のやりたいことがトライアルできそうだと思って応募しました。「店舗を運営する」という責任を感じていますが、それをサポートしてくれる方々がたくさんいるのがありがたいですね。
うちは洋服がメインなので、どうしても単価が高め。そこで初めての方が買いやすい価格のものを作ったらどうかとコンサルティングの方に提案をいただき、地元でクッキーを作っている方とコラボレーションした商品が誕生しました。 それがこのクッキー。
バンダナと同じマップ柄をパッケージにして販売しています。

デザインで、街全体を盛り上げたい!
SNSなどの発信を見て足を運んでくださる方もいて、お客様と直接お話することがとても刺激になっています。これまでもイベントなどで顔を合わせる機会はありましたが、即売会のような現場ではあまり余裕がありませんでした。でも実店舗なら、購入してくださる方たちの洋服の好みやライフスタイルをキャッチしやすく、精度の高い企画につながると感じています。すでにいくつか、新たな商品企画を準備中です。

「創の実」は、いろいろチャレンジしながら、少ないリスクで店舗を持つというトライアルができる場所。自分のアイデアやビジョンを「創の実」の店舗で答え合わせをしていくイメージですね。うまくいかなければ修正もできる。店舗運営の様々なことをここで学べるし、集客のための施策など、考える力を養うことは将来きっと役に立つと感じています。
「創の実」を卒業した後は、吉祥寺での開業を目指しています。それも踏まえた今後の目標は、地元の人やモノと関わりつつ、デザインの精度をさらに高めていくこと。「こんなかっこいいものを作っている人が、地元を愛しているんだ」と感じてもらえれば、みんなの心にも刺さりやすいと思うから。それを追求していけば、もっと面白くなってくるんじゃないかと手応えを感じています。
すでにトライしているのが、特定の店舗限定のバンダナ柄のトートバッグの販売です。地元の3店舗で、それぞれその店でしか買えない色を展開しています。自分の店だけでなく、吉祥寺の街全体が盛り上がるような施策をこれからもどんどん仕掛けていきたいと思っています。
PROFILE
早稲田大学に在学中、Wスクールで文化服装学院にてファッションを学ぶ。
卒業後はレディースブランドでアシスタントデザイナーとして約2年勤務。
その後、ヤングカジュアルブランドで企画営業を約3年間経験し、2012年に独立。
2022年12月よりオープンした「UNRESS Art & Culture」では、アートやカルチャーを感じるオリジナルデザインのアパレルや雑貨の他、吉祥寺を題材にした商品も展開。