サステナブルな古着と雑貨、ハンドメイド作品のお店
RECYCLE & HANDMADE petitjiman(リサイクル&ハンドメイド プチジマン)
創の実 吉祥寺
KICHIJOJI
OWNER
MISAKI ISHIZUKA
かわいい商品を通して、
無理のない形で少しづつ社会がよくなることが目標です。
「誰に自慢するでもない、自分自身の満足やときめき≒プチ自慢を大事にすることが
セルフラブに繋がるんじゃないか」という想いを込めて、このお店を作りました。
『RECYCLE & HANDMADE petitjiman(プチジマン)』は、古着と雑貨、
そしてハンドメイド作品を扱うお店です。サスティナブルな古着や、
エシカルな海外雑貨など、社会や環境に良い影響を与える“ソーシャルグッドなアイテム”を
数多く取り揃えています。そんな、それぞれの商品の背景にあるストーリーも
お客様に感じていただけたら幸いです。そして『petitjiman』が、
街を、そして社会を少しでも明るくしていける存在になればと思っています。
PICK UP

足踏みミシンで行う刺繍にも、理由が
こちらは、東ティモールの『Boneca de Atau‘ro(ボネカ・デ・アタウロ)』というブランドのアイテムです。ブランド名は「アタウロ島の人形」を意味するのですが、途上国の離島での製作になるため、今も時々停電が起こります。
そのため、職人さんたちはこれらの柄を、足踏みミシンを使って一針一針刺繍しています。また、このブランドでは文字の読み書きができない人や、シングルマザーなど、働くのにハードルが高い方を積極的に採用し、そこで知識を共有したりしている素敵なブランドです。
見た目の可愛さはもちろんですが、お買い物によって、誰かの力になれると考えると嬉しくなりますよね。
OWNER INTERVIEW

MISAKI ISHIZUKA
お客様とのかかわりの中で、吉祥寺という
街と社会を明るくしていけるような存在に
ただ可愛いだけでない、ソーシャルグッドな商品を
東京都チャレンジショップ「創の実」(以下「創の実」という)吉祥寺店で、古着と雑貨、ハンドメイド作品のお店『petitjiman(プチジマン)』を始めました。古着にもさまざまなジャンルがありますが、ポップで元気をもらえる日本のKawaiiカルチャーを軸にしながら、幅広いアイテムを取り揃えています。お店に入るとカラフルな印象を受けると思いますが、どの商品も社会や環境に良い影響を与えるソーシャルグッドなアイテムであるということを大切にしています。

そもそも古着自体がサスティナブルなものですし、青年海外協力隊に参加した際に出会った東ティモールの『Boneca de Atau‘ro(ボネカ・デ・アタウロ)』も、とてもエシカルなブランドです。ポップな色使いだけでなく、読み書きができない方や、シングルマザー、働くのにハードルの高い方を積極的に雇用し、そこで知識を共有したりしているというのもこのブランドの素敵な特徴です。
2023年より、オンラインと並行して、年に数回のポップアップストア(短期間だけ出店する店舗)を開催してまいりました。2024年7月に行った高円寺でのポップアップストアでは、ちょうど都知事選も重なったこともあり、投票済みの方、これから投票に行く方に割引をするセンキョ割を実施し、それをきっかけに「じゃあ選挙に行く!」と言ってくださったお客さまがいたり、フランクに社会のことについて話すきっかけになったり、店として街に存在することの面白さを感じました。そこで実店舗を持ちたいと強く思うようになり、今回「創の実」で念願のお店を開くことができました。
“自分の中の満足やときめき”に出会えるお店づくり
そもそも『petitjiman(プチ自慢)』というちょっとおちゃらけた名前は、パッと頭に浮かんでとてもキャッチーで語感が可愛く感じたというのがきっかけなのですが、改めて私がファッションを通じて伝えたいことを考えた時に、「誰に自慢するでもないけれど、自分の中の満足やときめき≒プチ自慢を大事にすることが、セルフラブに繋がる」というメッセージじゃないかと思いました。私自身、学生時代は“ギャル”になりたかったのですが、髪が天然パーマだったり、太っていたりと、見た目にコンプレックスがあり、ギャルっぽいファッションが似合わないと感じていました。そんな時、古着に出会い、好きなものを好きなように着てみると、他人と比べられることもなくなり、ファッションを褒められるようになり、自分のことを好きになるきっかけをくれました。なので、そんなファッションとの出会いが、このお店でたくさん生み出せたら、なんて素敵なことだろうと思っています。

また、この店ではわざと、メンズとレディースを分けずにごちゃごちゃに陳列しています。それは、さまざまなジェンダーの方が安心してお洋服を選べる空間を作りたいという想いからです。お客さまが、新鮮な気持ちで、お洋服に出会える空間を目指します。先日は、70代の女性の方が来店されて、派手なデザインのジャケットを「こんなジャケットはこれまで着たことがないし、家族が何て言うかしら…」と迷いつつ、「でも、やっぱり着たら楽しそうだから、もう私好きな服を着るわ!」と嬉しそうに購入されていきました。そういった“自分の中のときめき”に出会えるお店づくりを心がけているので、私にとって非常に嬉しい出来事でした。
店舗運営のノウハウをしっかり吸収したい
これまでは渋谷や高円寺など、比較的若い人が集まるエリアでポップアップストアを出店していたので、年齢層の幅広い吉祥寺は今までにないお客様との出会いが多い点に魅力を感じています。実際に店舗運営を行ってみると、洋服のリメイクやSNSの更新を行う時間がなかなか取れず、そのバランスが目下の課題です。自宅からミシンを持ってきてお客様がいない時間にリメイクをしようと思っていますが、そうすればお客様のご要望を伺ってリメイクができるかもしれないなど、夢は広がります。

当初はなるべく早く自分の店をオープンしたいと思っていたので、「創の実」も半年で卒業するイメージをしていました。けれど、公社の方々も、コンサルタントの方々もサポートが想像以上に手厚いので、今は経営のノウハウなどを1年かけて吸収したいと思っています。疑問があればすぐに対応していただけますし、2週間ごとにコンサルタントの方との面談があるので、現状の課題や当面の目標なども明確になります。
これまでフリーランスとして、一人で活動してきましたが、分からないことがあっても自分で調べるしかなく、解決までとても時間がかかりました。「創の実」では手厚いサポートがあるのでそうした苦労が軽減されますし、何よりリスクを抑えて店舗運営を始められるので、自分を成長させるにはとてもいい環境だと思っています。
PROFILE
途上国経済や起業などについて大学で、そして好きなファッションについては専門学校でと、ダブルスクールを経験。その後代官山のショップでアパレル業界のスキルを磨いた上で、2017年から青年海外協力隊に参加。東ティモールに派遣され、現地の高校で服飾についての指導を行う。2年半の任期満了後はアパレルメーカーで商品企画を1年ほど行い、独立。その後、『petitjiman』として活動を始め、オンラインショップの他に、ポップアップストアなどで古着や雑貨を販売。2024年12月、「創の実」吉祥寺店で実店舗をオープン。