アーティフィシャルフラワーアレンジメントのお店

M FLORA(エムフローラ)

創の実 自由が丘

JIYUGAOKA

OWNER

宮内 まきこ

MIYAUCHI MAKIKO

布素材で作られたお花をアレンジしたブーケやリースで、
うるおいのある生活を届けます

布素材で生花をリアルに再現し、成果にはない美しさを表現した造花「アーティフィシャルフラワー」(シルクフラワー)を使い、ブーケやリースを作ったり、花器などに飾り付けたりするのがアーティフィシャルフラワーアレンジメントです。『M FLORA(エムフローラ)』では、私が手掛けたブーケなどの作品はもちろん、単品のアーティフィシャルフラワーや花器、アーティフィシャルフラワーと一緒に香りを楽しむためのアロマオイル、その他にキャンドルやジュエリーといった雑貨類も扱っています。また私は、リボンのライセンスを取得しており、店内でフラワーアレンジメントやリボン作りのレッスンも行っています。

PICK UP

トレンドを取り入れ、上品でフレッシュ感のある『M FLORA』の作品

アーティフィシャルフラワー作品はすべて、私のオリジナルです。そのため、どのアレンジメント商品も世界に1点しかない存在なのです。
例えばこのスタンディングブーケは、花瓶などを用意しなくてもそのまま飾れて便利です。ラッピングは、ペーパーを重ねて華やかさを演出するという、韓国で流行中のスタイルを取り入れました。一方、花を含めた全体のデザインとしては、私自身も好きなニュアンスカラーを使って繊細な表現をしています。トレンドを適度に取り入れつつアーティスト性も打ち出すのが、当店の作品の基本方針ですね。

OWNER INTERVIEW

宮内 まきこ

MIYAUCHI MAKIKO

自由が丘周辺の「お花が好きな大人の女性」に好まれる、上品で洗練された作品や雑貨があふれる店内

『M FLORA』 ならではのフラワーとリボンを組み合わせた作品

 コロナ禍以降、家にいる時間が長くなったという方が多いのではないでしょうか。おうち時間を楽しむ際、インテリアに自然と溶け込むようなお花があると、心が落ち着くのではないかと思います。当店の作品は、カラフルすぎる色合いにしたり、派手に飾り立てることはしません。「お花が好きな大人の女性」へ、日常を豊かにする、上質で洗練された作品を提供することが、当店の持ち味だと思っています。 また、私はアーティフィシャルフラワーとリボンの両方を手掛けていますから、お花とリボンを組み合わせた作品を楽しんでいただける点も当店の特徴です。

 店ではフラワー作品だけでなく雑貨類も販売していますが、それは自宅でアレンジメント教室を開いていた時の経験がきっかけ。レッスンをしていると、生徒さんから「このインテリアグッズはどこで販売しているのですか」「先生が使っている小物、私も購入したいです」などと声をかけていただく機会が少なくありませんでした。そこで、私と同じ好みのお客様に喜んでいただければと思い、店内に雑貨類も置くことを決めました。
アーティフィシャルフラワーには、本物の生花と見まがうほどの美しさがあります。その一方で、水やりの手間がかかりませんし、生花よりずっと長い期間にわたって楽しめるのです。家や職場にアーティフィシャルフラワーを置けば、生活にうるおいがもたらされますよ。

覚えやすく伝わりやすい店名にすることは大切だと学びました

 子どもたちの中学受験が終わった頃に自宅でフラワーアレンジメントの教室を開きました。生徒さんが増えるのに連れて、徐々に自宅以外でも教えたいと考えるようになりました。独立手段についていろいろ調べているうちに、偶然、「創の実」の存在を知ったのです。ただ、当時は子どもたちが学校に通っていたうえに夫が単身赴任中だったため、そのタイミングでの出店は難しいと諦めました。
大きな転機が訪れたのは、2020年春のこと。新型コロナウィルスの感染拡大で、自宅での教室開講が難しくなりました。一方、子どもたちは成長して手が掛からなくなり、私には時間的な余裕ができました。そのことがきっかけで、以前から関心のあったお店作りに挑戦しようと思い、「創の実」に応募しました。

 自宅で教室を開いたばかりの頃は、シルクフラワーのシルクをフランス語で表した『le soie(ル・ソワ)』という教室名にしていました。しかし、これではわかりにくかったと反省し、お花を扱っていることがすぐ伝わる『M FLORA』という名前に変えたのです。お客さまに覚えていただきやすく、どんなお店なのか連想できる店名にすることは、とても大切だと感じています。
お店のオーナーとして大事にしているのは、お客さまに居心地の良い空間を提供することです。貴重な時間をやりくりして来店していただいた皆さまを元気にできるよう、作品と店内の空間でおもてなしいたします。

今後は店舗スタッフを増やし、作品づくりとレッスンに注力したいです

 2024年1月の「創の実」での出店より前に、商業施設やレンタルスペースで、数日だけポップアップストア(短期間だけ出店する店舗)を開いたことがあります。ただ、実際にお店を出すのとは大きく違いました。今はポップアップストアに比べると商品数も多いですし、長期にわたってお店を回すことは想像以上に大変です。また最初の頃は、在庫を抱えるのが怖かったために仕入れを抑えすぎてしまい、その結果、何度も仕入れにいく羽目になりました。ですが、「創の実」では公社の専門家の方が定期的にアドバイスを下さるので安心です。
営業時間中にたくさんの作品が売れると、夜間や定休日に新たな作品を生み出さなければなりません。忙しくて焦る気持ちはありますが、嬉しい悲鳴と言うべきですね(笑)。

 お店を運営していて一番嬉しいのは、お客さまからお褒めの言葉をいただいた時。「上品で素敵なアレンジね」「色の組み合わせが上品で好みです」など直接伝えていただいたときは、本当に嬉しいです。お客様の層について、30~50代の女性のお客様が多いのですが、時々、男性の方もいらっしゃいます。そうした方々に、アーティフィシャルフラワーの素晴らしさをお伝えできる点も、出店して良かったと思う理由の1つです。
現在は、作品の作り手・お店のオーナー・販売員・レッスン講師の1人4役で、これはさすがにハードです。そこでもう少し余裕ができたら店舗スタッフを雇い、作品づくりやレッスンにあてられる時間を増やしていきたいですね。また、レッスンの生徒さんに対して制作したアレンジメントをキレイに撮影する方法を教えるなど、新たな展開も模索しているところです。

PROFILE

航空会社で国際線CAとして勤務した後、結婚を機に専業主婦に。子育ての合間を縫ってアーティフィシャルフラワーアレンジメントを学びはじめ、2014年、自宅でアーティフィシャルフラワーアレンジメントの教室を開く。ジャパンフラワーアレンジメント&ブライダルブーケショー2015の「第二回アーティフィシャルフラワーコンテスト」にて最優秀賞を受賞し、国際フラワーエキスポ(IFEX)2015ではインテリアフラワーブーケ部門で入賞を果たしている。2024年1月より「創の実」自由が丘に「M FLORA」として出店中。