多肉植物の寄せ植えを、アンティーク雑貨などと合わせて楽しめるお店

notre atelier(ノトル アトリエ)

創の実 吉祥寺

KICHIJOJI

OWNER

今岡 美穂

IMAOKA MIHO

多肉植物を育てる楽しさを、販売やワークショップを通じて多くの人に伝えるお店です。

『notre atelier』は多肉植物を扱うお店。いろいろな種類の多肉植物を寄せ植えにしたり、雑貨小物と組み合わせてみたりと、その楽しみ方はさまざまに広がります。
そうした多肉植物や雑貨の販売だけでなく、定期的にワークショップも開催。
一般的な草花のように頻繁に水やりをする必要もなく、サイズもコンパクトな多肉植物はインテリアにも取り入れやすく、これからますます人気が出そう!
自分なりの楽しみ方を見つけたら、何度でも足を運びたくなるお店です。

PICK UP

多肉植物の寄せ植えで、箱庭のような世界観を表現

この店を始める前に「多肉スタイリング協会」で寄せ植えのノウハウを習得し、多肉スタイリストの資格も取得しました。
この商品はその協会で知り合ったスタイリストの仲間が制作したものなのですが、ナチュラルなカゴの中に多肉植物を寄せ植えして箱庭のようにデコレーションしています。
『notre atelier』ではそうした多肉スタイリストが制作した寄せ植えを常時取りそろえています。ぜひ実物をご覧ください!

OWNER INTERVIEW

今岡 美穂

MIHO IMAOKA

寄せ植えの販売やワークショップを通じて
多肉植物のさまざまな楽しみ方を広めたい

多肉植物を愛するすべての人が集まれるような場を目指して

 ボッテリとした肉厚な葉の可愛らしさから、最近注目を集めている多肉植物。『notre atelier』ではこの多肉植物を中心に、オシャレな鉢や一緒にデコレーションできるアンティーク雑貨、ドライフラワーなども取りそろえ、多肉植物のさまざまな楽しみ方を提案しています。

 以前から多肉植物が好きで、寄せ植えのノウハウなどを指導する「多肉スタイリング協会」で講習を受け、多肉スタイリストの資格を取得しました。その講習で出会ったスタイリスト仲間が作る作品などの委託販売もこの店で行っており、定期的に作品も入れ替えています。多肉植物は人気のエケベリアを約30種、またセダムという種類も約20種ほど常時取りそろえています。寄せ植え用の鉢やガーデン雑貨なども、人気の作家さんに依頼して用意しました。「多肉植物に興味はあるけれど、自分に栽培できるのか心配」、「バランスよく寄せ植えを作るのって、ちょっと難しそう」といったお客様にアドバイスをすることも多いし楽しいですね。多肉植物を愛する人のことタニラーと呼ぶのですが、徐々にタニラーさんが増えているのを感じます。

そうした多肉植物初心者のタニラーさんのために、『notre atelier』ではワークショップも開催しています。定期的に参加するお客様も増えるなど、お店も軌道に乗ってきました。今後はこの『notre atelier』が、お客様や多肉スタイリストなど、多肉植物を愛する人たちが集まる場として成長していけばいいなと思っています。

もっと自由にワークショップを開きたいという想いから「創の実」への応募を決めた

 以前は企業で経理を担当しており、多肉植物は趣味の範疇で楽しんでいましたが、多肉スタイリストの資格を取得し、知り合いの飲食店の空き時間を利用してワークショップを開催するまでになりました。そして自分で多肉植物のお店を開き、もっと自由にワークショップを開催したり、多肉スタイリスト仲間のすばらしい作品を紹介したりしたいと考えた時に思い出したのが、チャレンジショップ「創の実」自由が丘に以前出店していたドールハウス専門店『UpFarField Dollhouse Salon(アップファーフィールド ドールハウスサロン)』(2023年3月目黒区自由が丘に本格開業)のことだったのです。そのお店は日本のドールハウス作家の作品やミニチュアの小物を扱っていて、私の理想のお店でした。

 改めてそのお店の店長さんからお話を伺い、公社が行っているチャレンジショップ事業を知りました。実際、「多肉植物が好き」という思いだけでは、お店の運営はできなかったと思います。開店準備の段階からいろいろと相談ができ、現在も月に二回ほど、コンサルタントの方からアドバイスをいただいています。会計知識の基礎はありますが、店舗で毎月売上を上げるための方策など、販売店舗ならではの知識を学べるので助かっています。現在は「利益率の考え方、利益を確保するにはどうすればいいか」といった、かなり細かな部分まで相談しています。

 またチャレンジショップとして、お店の「器」が整っていたのも開店のハードルを下げてくれました。お店で使用している什器などはスタイリスト仲間などが用意してくれたので、開店準備も約1週間という超短期で終了。想像以上に簡単に、自分の理想の店を手に入れることができました。

何時間でも居たくなるような、居心地のいい店作りが目標です

 準備の段階から今日まで、毎日が楽しくて仕方がないというのが、『notre atelier』を始めてみての感想です。実は多肉植物を販売しているお店は店舗で栽培もしているところが多く、ほとんどが郊外の、車でしか行けないような場所ばかりでした。このお店は駅からも近く、何より吉祥寺という集客力のある街に位置しています。多肉植物に興味のある方だけでなく、通りを歩いていてフラッと立ち寄る方も少なくありません。「居心地が良くて、何時間でもいられそう」という声をいただいた時は嬉しかったですね。今後はさまざまなお客様に対して多肉植物の魅力を伝え、二度、三度と訪れていただけるような店に成長していくことが目標です。何よりチャレンジショップは出店期間が決まっています。のんびりしているとアッという間に過ぎてしまうので、商品を充実させたり、さまざまなワークショップを行ったりと、店舗経営のノウハウを身に付けるつもりです。ワークショップも毎回盛況ですが、今の場所だとどうしてもスペースが限られるので、将来的には大人数を集められる広い場所でお店を作れたらいいですね。

 注目を集めているといっても、まだまだ多肉植物を知らない方はたくさんいらっしゃると思います。まずは育ててもらうと、その面白さが分かっていただけるのではないでしょうか。ぜひ一度『notre atelier』にも足を運んでいただきたいと思います。

 そしてこれからお店を開きたいを考えている方には、ぜひチャレンジショップを検討してもらいたいですね。起業というと難しく感じるかもしれませんが、そのハードルを下げるためのノウハウがチャレンジショップ「創の実」には揃っています。まずは行動あるのみ、です。私が創の実出店の先輩である店長さんからいろいろお話を伺ったように、気になった方は一度相談にいらしてください!

PROFILE

会社勤めをしていた2018年当時、園芸店で多肉植物を購入したことで多肉植物に関心を持つように。
「多肉スタイリング協会」の講習に通い、多肉スタイリストの資格を取得すると同時に、そこで多くの仲間と出会う。
当初は飲食店の空き時間を利用して寄せ植えなどのワークショップを開催していたが、「創の実」自由が丘に出店していたドールハウス専門店店長からチャレンジショップ事業のことを聞き、応募。「創の実」吉祥寺で多肉植物とアンティーク雑貨の店『notre atelier』をオープンさせる。