ヴィンテージ調のオリジナルアクセサリーや雑貨のお店

Catwalk Bijoux(キャットウォークビジュー)

創の実 吉祥寺

KICHIJOJI

OWNER

井澤 聖知

CÉCILE IZAWA

他では見かけない、個性豊かな
ファッションアイテムに出会えるお店です

「身に付ける芸術品」をコンセプトに、オリジナルのヴィンテージ調アクセサリーや
ターバンなどのファッションアイテム、ハンドメイドのアーティスト作品などの販売を行っています。
芸術品といっても、高価すぎず程よい価格設定にし、気軽に手に取り、身に付けていただくことで、
皆さんの日常に彩りやアートを取り入れていただければと思っています。 お客様のご要望や細かなニーズにお応えしたり、コーディネートを提案できるのは、対面販売ならでは。
実店舗を通してお客様とアーティストの交流が生まれたり、
また日常にアートの要素を取り入れてくださる方が増えることを願っています。

PICK UP

さまざまな方のニーズに応える「UTAGEターバン」

コロナ禍でアクセサリーの売り上げが減少した時期に、お洒落な生地を用いたマスクを製作・販売しました。マスク以外に布製品で何か作れるものはないかと考え、競合の少ないターバンに着目、ジャカード織りなど高級感のあるドレス生地を使用した「UTAGEターバン」の製作・販売をスタートしました。
当初は、個性的なファッションアイテムとして売り出しましたが、髪をまとめる必要のあるカフェスタッフや脱毛症の方、がんの治療中の方など、想像以上に幅広いニーズがあることがわかりました。

OWNER INTERVIEW

井澤 聖知

CÉCILE IZAWA

個性的なアイテムでお客様の人生を彩る
実店舗はそのために欠かせない、大切な場所

お客様の人生を彩るアイテムをご提案

 彫金などを学んだ上で立ち上げた自身のブランド『キャットウォーク・ビジュー』。ビジュー(Bijoux)とは宝石のことを指す言葉です。そしてキャットウォーク(Catwalk)には、猫のような女性らしいセクシーな歩き方の意味があり、ぜひブランド名に付けたいと思っていました。またファッションショーのランウェイのことを、キャットウオークとも呼びます。『キャットウォーク・ビジュー』という店名には、「お客様の人生というステージを彩りたい」という想いも込めています。

 チャレンジショップに出店する前は、女性向けのアクセサリー全般の製作・販売を、催事やネットショップで行っていました。

 ある時、出店していた催事会場で、女性へのプレゼントを探しに来た男性の方から「自分も同じテイストのものを身に付けたい」というお声をいただいたことで、男性向けアクセサリーを開発するようになりました。また、コロナ禍で販売を始めたマスクから布製品にも着目し、現在は商品の大きな柱にもなっているターバンを開発したりと、アイテムも徐々に拡大しています。

 実店舗オープンにあたり、ヴィンテージの洋服を仕入れたり、アーティストの作品をセレクト販売したりと、さまざまな商品をラインナップに加え、ファッションをトータルに提案できる店を目指しています。また今後は、ターバン製作で培ったノウハウを活かし、オリジナルのバッグなども扱いたいと思っています。個性的なアイテムが中心なので、ファッションのスパイスとしても取り入れてもらいたいですね。

お客様と接することで気付いた、商品の魅力

 これまでデパートでの催事やショップでのポップアップ、ネットショップなどで商品を販売してきました。

 かねてより「いつかは実店舗を」という想いはありましたが、月々の家賃など固定費のことを考えると、なかなか足を踏み出せずにいました。

 実は、チャレンジショップ「創の実」のことはネットの広告で目にしたことがあり、以前から気になっていました。そんな折、元々友人で、当時、吉祥寺に出店していた『Mother’s Made』の菊池千春さんからチャレンジショップのシステムやメリットを聞く機会があり、「実店舗を持つ」という夢にチャレンジしてみようと決意しました。

 月額36,300円という安価な出店料だけでなく、出店期間を通じて、経営に関するさまざまなノウハウをアドバイスしていただけるという点も大きな魅力でした。

 初めての実店舗運営ですが、お客様と直に接することができる喜びと対面販売ならではのメリットを実感しています。ファッション雑貨の場合、実際に手に取っていただかないとその良さがなかなか理解していただけません。特にターバンは、身に付けたことがない方だと手を出しづらいアイテムです。ネットショップのみで販売していた頃はリピーターの方がほとんどだったのですが、直接ご説明し試着していただくことで、購買層も確実に広がっていると感じます。

 がん治療で髪が抜けてしまった方から、「帽子は外食時に外さないと違和感があるけれど、ターバンなら被ったままでも大丈夫ね」と言われ、自分では気付かないところにお客様のニーズがあることも分かりました。また、「このネックレスが欲しいけれど、少しチェーンが長くて…」といったご要望に、その場で対応できるのは実店舗ならでは。やはり実際にお店でお客様に接すると多くの気付きがあり、それらの気付きが新商品開発のヒントになることも。商品を気にいって下さった方がリピーターとして何度も来店くださったり、お客様の反応をダイレクトに感じることができたり…実店舗にチャレンジしたことで大きなやりがいと手応えを感じています。

触れ合いが希薄な時代、モノを通して交流のできる場所に

 毎日お店に立つという生活にも徐々に慣れてきましたが、商品製作に十分な時間を割くことのできないことが目下の悩み。今後、時間に余裕のある時は店内でも製作しようと考えています。また「創の実」では継続審査を経て、最長1年間出店することが可能です。その間に自分の店舗を持てるところまで経営力を身に付けることが、現在の目標です。次のステップでどんな店を作るのかは既に自分の頭の中にあるのですが、チャレンジショップ出店中に、さまざまなイベントなども行っていきたいですね。例えばDJを入れてのレセプションや、アーティストによるワークショップ・展示販売など。コロナ以降、人との触れ合いが希薄になっていると感じているので、お店という「場」と商品という「モノ」を通して、交流を深められたらと思っています。お店でお客様と接していると、そんな多くのアイデアが浮かんできます。

 また、この店を通してお客様がアートを身近に感じていただければとも思っています。アクセサリーなどの商品ラインナップも個性の強いものが多いですし、アート作品も販売しています。日本ではあまりアート作品を家に飾る習慣がありませんが、気軽にアートを取り入れていただくことで、そうしたハードルも下げていけたらいいですね。

 

 「キャットウォーク・ビジュー」には他にはないものや、ちょっと面白いものが揃っているので、フラッとでも立ち寄ってもらいたいです。ご要望があれば、オーダーも可能です。

 

 最後に、これから起業したいと考えている方にお伝えしたいのは、夢の実現にハードルがあるとしても、諦めずにチャレンジして欲しいということ。私自身もまだ夢の途中ですが、チャレンジショップ「創の実」での経験を活かして次のステップを目指したいと思っています。

PROFILE

飲食店の企画経営スタッフとしてキャリアをスタート。出産を機に転職を考え、まず宝飾関係の専門学校に入学し、デザインと製作のスキルを習得。在学中からハイジュエリーのブランドでアシスタントを務め、企画や製作技術、接客などの経験を積む。
2012年に自身のブランド『キャットウォーク・ビジュー』を立ち上げ、ポップアップから催事、展示会出店、通信販売など、実店舗以外の業態をすべて経験してきた。そんな折、チャレンジショップ「創の実」のことを知り、店舗運営のノウハウを学びながら成長できるいい機会になると感じ、出店を決意。 2024年3月より出店中。